Shimane Prefectural Hamada Business High School

【令和5年度2学期終業式】

12月22日(金)、悪天候のため各教室で放送による終業式を行いました。

 終業式で校長先生は「おはようございます。寒い朝になりました。今朝昇降口前で2~3名の生徒が雪だるまをつくっていました。遊び心ある様子を微笑ましく見ていました。さて、今日で2学期が終了、今年も残すところわずかとなりました。皆さんの2学期はどうだったでしょうか。学園祭に始まり、浜商デパート、球技大会など学校行事の多い2学期でした。

3年生は進路を決めるために頑張ってきましたし、1・2生は勉強や部活動、検定取得に頑張りました。今日はこれから2つのことをお話ししたいと思います。まず1つ目です。日本の若者が抱える課題として以前から「自己肯定感が低い」といった点が指摘されてきました。皆さんは自分のことをどう思っていますか? 皆さん一人ひとりは唯一無二の大切な存在です。それはあなたが何かに秀でているからでもなければ、何かができるからではありません。あなたのありのままの存在そのものが大切で唯一無二なのです。あなた自身そう思えていますか? そして、あなたの周囲の人も同じように大切に思っていますか? 皆さんに提案します。皆さんは一日の初めに鏡の前に立つと思います。その際時間を取って、鏡の中の自分に心の中で、あるいは声に出してこう言ってください。『私は素晴らしい! 私はできる!』と。私は大学時代自分を変えようと決心し、肉体的・知的・情緒的・社会的の4つの分野それぞれにいくつかの目標を立て、毎日やろうと決めたことを「行動チェック表」にして、できたときは〇、できなかったときは✕いきました。小学生みたいな方法でしたが、○と✕をつけているうちに毎日やる習慣がついてきました。そうすると、人生が変わったというのはオーバーかもしれませんが何かが変わってきました。明らかに変わったのは自分自身に自信が持てるようになったことです。2つ目です。日本の若者が抱える課題としてもう一つ「消極的で内向き志向」といった点も指摘されています。現在浜田市では、高校生の地域での活動をサポートする仕組みとして「Youth Activist Club(通称ヤック)」を展開しています。Y.A.C.は自分のやってみたいことや得意なことを地域に飛び出して、主体的に企画・実施ていく課外の「地域系部活動」です。参加する高校生同士は学校間を越えて繋がり、様々な地域活動に取り組むことができます。現在市内3校から26名の生徒が加入して「各種イベントのへの参画」「地域資源の調査・研究」「商品開発」等の活動をしています。興味ある人はぜひ参加してください。いろいろ話しましたが、何か自分自身を変えていく方法を一つ実行しようと決めると良いと思います。それが「行動チェック表」でもよいし、Y.A.C.への参加でもよいし、何でもよいと思います。人生は簡単には変わらないものですが、ある瞬間に大きく変わっていくことがあります。そのチャンスをつかむ訓練としても今日話した方法は役に立つと思います。人生を変える方法はいくらでも存在しますが、実行しようと決心する人は少ないです。そして実行する人はさらに少ないです。なんともったいないことでしょう。決心して実行するのは皆さん自身です。まずは一歩、前に進んでみてください。それでは、良い年を迎えてください。始業式で元気に会いましょう。」と話されました。