Shimane Prefectural Hamada Business High School

【令和4年度2学期終業式】

12月23日(金)令和4年度2学期終業式を行いました。

終業式はオンラインにより各教室で行われ、校長先生は以下の話をされました

『今日で2学期が終了し、今年も残すところあとわずかとなりました。2学期は君たちそれぞれにとって、どうだったでしょうか。学園祭に始まり、浜商デパート、球技大会など学校行事の多い2学期でした。3年生は進路を決めるために頑張ってきました。1・2生も勉強に部活動に、検定にと頑張りました。頑張ってきた君たちは確実に成長してします。どうか自分に自信をもってください。

さて、今月7日に「卒業生進路パネルディスカッション」があり、1・2年生が参加しました。卒業して8ヶ月しか経っていない先輩たちが現在の様子を語ってくれました。立派な姿を見て校長として嬉しく、就職先の会社に電話して御礼を言いました。また、パネルディスカッションの後、多くの生徒が進路指導室を訪れたという報告も受けています。すぐに行動に移した人がいることが嬉しいです。では、参加してくれた10名の先輩は特別な人だったのでしょうか? いいえ、彼らは特別な人ではありません。ここにいる皆さんもそうなる可能性を(ポテンシャル)を間違いなく持っています。そのための話をこれからします。

「主体的になる」

「卒業生進路パネルディスカッション」で、大学に進学した板本先輩は後輩の皆さんに向けてこう言いました。「経験することが大切、知識を使って行動することが大切です」と。

学校で学んだことを実習という場面や、部活動の場面で生かす機会があっても、勇気を出して自分から踏み出さなければ何も始まりません。失敗を恐れる必要はありません、失敗して良いのです。私自身の経験からも、失敗からはたくさんの学びが得られるからです。どうか、来年は跳躍力のあるウサギのように、主体的になって挑戦する年にしてください。

「常に問いを立てることが大切」

これも板本先輩が言った言葉です。君たちは「なぜ?」や「本当だろうか?」と、物事を深く考える癖をつけていますか。日頃あまり意識していないのではないかと思います。成長した大人になるためには、物事を深く考えるクセを身につけることが重要です。

「自分の幸せは何か考える」

皆さんはどんなときに幸せを感じますか? 板本先輩は後輩にこうも問いかけました。彼は「自分の将来の夢は、自分の言動で人を笑顔にすること。それが自分の幸せ」と言いました。

他人の喜びを自分の幸せにできる人は、自分自身に問題を抱えていても幸せを感じられる人です。そういう人こそ真に幸せな人だと思います。

同じく、パネルディスカッションに参加してくれた先輩で、島根大学に進学した藤井先輩も、目を輝かせながら「将来の夢はセキュリティに強いシステムを創り、人や社会の役に立ちたい」と話してくれました。

問題を抱えていない人はいません。幸せかどうかは環境ではなく、心の状態にあります。自分の問題を脇に置いて、誰かに喜んでもらおうとか、社会に貢献しようと考えて、そのように行うとき、自分でも驚くほどの力を発揮でき、幸せを感じるでしょう。

先日、プロボクシングバンタム級4団体統一王者となった、井上尚弥選手が、試合後のインタビューで「自分の中のモチベーションを保ち続けるのは大変ですが、応援してくださるファンの皆さんの期待に応えたいという思いが一番のモチベーションです」と同じようなことを言っていました。他者貢献の気持ちは、自分の力を十二分に発揮させ、幸福感につながるということです。

進路について将来を考えるとき、日々の勉強をするとき、部活動をするとき、家族と過ごすとき、日常生活のあらゆる場面で、他者の幸せを願う視点でものを考えるクセを身につけてください。

「志を立てる」

浜商は地域に貢献する学校ですが、もう一つあります。浜商は地域を支える学校です。卒業生の多くは地元に就職し、あるいは進学後に地元に戻って就職してくれることで、この県西部地域を支えています。課題を多く抱えているここ県西部地域の未来は君たちにかかっています。君たちがこの地域を盛り立てていく主役だということを自覚してほしいと思います。この地域で就職して地域を支えたいという志を持つ人が増えることを願っています。

〔提 案〕

地元就職を考えている1・2年生の人に対して具体的に提案をしたいと思います。卒業後すぐに就職するのもいいですが、地元にある島根県立大学総合政策学部に推薦入学し、専門知識を得てから就職してはどうですか。学費は他の大学に比べて高くありませんし自宅から通えます。大学卒は給料もいいですし活躍するチャンスも増えるでしょう。地域も大学もそれを望んでいます。

また、情報処理科の1・2年生の人に提案します。卒業後すぐに就職するのもいいですが、松江の島根大学総合理工学部知能情報デザイン学科に推薦入学し、専門性を身につけてから戻って就職してはどうでしょうか。こちらも、地域と大学が望んでいます。

もうひとつ、私は君たちの中から、私たちと同じ商業の教員となって、この浜商で教えてくれることを切望しています。

どうか、自分を信じて主体的になってください。常に問いを立てて、自分の幸せは何かを考え志を立て他者貢献を意識するクセを身につけるということです。幸せな人生を歩んでほしいと願ってい

ます。それでは、良い年を迎えてください。始業式で会いましょう。』

その後、教務部長、生徒部長、進路指導部長が2学期の振り返りのお話をされました。

生徒は先生方の話を真剣に聞き、各自が2学期の反省を踏まえて、3学期へ向けて目標を持ち計画を立ててほしいと思います。