学校の再開にあたって

５月２５日（月）、朝礼時に木村校長から全校生徒に向けてスピーチが放送により各教室に流されました。

校長　木村　文明

　生徒の皆さん、おはようございます。ついにこの日が来ました。先日、島根県教育委員会から通知があり、当初予定していた臨時休校を短縮し、本日５月２５日から学校を再開することになりました。すでに分散登校で多少は学習をしていましたが、いよいよ本格的になります。さらに部活動も、制限は付きながらも活動を再開することになります。特に１年生の皆さんの中には、まだどの部活動に入ろうか迷っている人もいるのではないでしょうか。どうか、コロナ対策については、今後とも気を緩めることなく、細心の注意をしながら、勉強や部活動や資格・検定対策などに十分打ち込めるように、一人ひとりが自分に合った学校生活を構築してください。一ヶ月近くの臨時休業があり、失ったものもいろいろあったと思いますが、今後、新たな目標も含めて、しっかりと自分の目標を持って一日一日を積み重ねていけば、まだまだ遅れは取り戻せると思います。また、取り戻せるように工夫をしなければなりません。
　さて、臨時休業中にあったことですが、私は、ある大学の生徒募集担当の方と、今は訪問ができないので電話で話をしました。そのとき、その担当の方が、浜田商業高校は学校がきれいだという印象があります、といってくれました。大変嬉しく思うとともに、これは生徒の皆さんが日頃から意識を高く持ってきちんと掃除をしているからではないかと思いました。自分達の生活スペースを清潔な状態で維持できることはとても大切なことです。私も学校や企業を訪問するときに、やはりそういうところが気になりよく見ています。皆さんが先輩方から受け継いだのは「　さわやか浜商　～ビジネスマナーの実践～　」というスローガンでしたね。身だしなみだけでなく、校舎全体の生活環境にも、知らず知らずのうちにマナーが浸透しているのかな、と思ったりもしました。
　それから、生徒の皆さんは気づいていますか。部室や体育館の周りがきれいになっていますね。ゴミがなくなるだけでなく、階段などの隅も泥がきれいになっています。これは、この休業中に先生方が、部活動のできないこの機会にきれいにしようと自発的に集まって掃除をしてくださったからです。校舎内も廊下や教室などがきれいになっていますね。人手不足なので、まだまだ残っているところはありますが、学校も再開し、そこは皆さんが見つけてどんどんきれいにしてください。
　他にも、先生方は、分散登校中の時間割やクラス分け、進路実現のための情報提供の方法、安心安全に生活するために感染症対策をどうするか等々、今日の日を迎えるにあたって、色々と準備をしてきました。このように私たち教職員も生徒の皆さんのサポートができるように努力しますので一緒にがんばりましょう。それではよろしくお願いします。

（令和２年５月２５日　学校再開の日）