Shimane Prefectural Hamada Business High School

【令和6年度 課題研究成果報告会】

 2月5日(水)、石央文化ホールにて「令和6年度 課題研究成果報告会」を開催し、3年生の探究活動や情報処理科のIT人材育成事業、さらには「浜商デパート2024」について報告しました。午前と午後に分かれ、多岐にわたる発表や講演が行いました。

 午前中は、約1年間の探究活動の成果発表が行いました。生徒たちは、地域資源を活用しながら商業の学びを生かした探究テーマに取り組み、その成果を報告しました。地域社会と連携した実践的な研究が多く見られ、発表を通じて地域課題の解決に向けた新たな視点が示されました。
 また、IT人材育成事業の発表では、7名の生徒が日常の困りごとを解決する新規アプリの提案を行いました。生徒たちは、社会のニーズを踏まえた革新的なアイデアをプレゼンテーションし、来場者から高い関心を集めていました。

 午後は、昨年12月に開催された「浜商デパート2024」について、各部署の活動を振り返る報告会が行われました。売上や来場者人数の運営成果だけでなく、次年度に向けた改善点や今後の課題についても報告があり、次年度に向けた貴重な報告となりました。
 続いて、記念講演として、石見麦酒の山口厳雄氏をお迎えし、「錬金術は存在するのか~お年玉貯金から、年商1億円の無人駅経営~」と題して講演していただきました。山口氏は、ご自身の経験や失敗を交えながら、どのようにして現在に至ったのか、試行錯誤しながらご自身が得た教訓を語られました。「人生における様々な経験は、決して失敗ではない」というメッセージは、生徒たちにとって大きな励みとなりました。

 報告会を通じて、生徒たちは自身の学びを振り返るとともに、新たな挑戦への意欲を高める貴重な機会を得ました。今回の経験を今後の学校生活、さらには将来の進路に活かしていくことを期待しています。